前回NDロードスターRFにドラレコをつける際、メインバッテリーの保護から補助バッテリーの設置をおすすめする記事を書きました。

この記事ではタイムラプス機能を使うため、iCELLの補助バッテリーとドラレコを繋いだときの注意点や問題点について解説していきます。
これを読めば補助バッテリー経由でドラレコをつけたときの不具合の解決方法が分かります。
iCELLの常時電源とアクセサリー電源の配線の間違い
iCELLの補助バッテリーは不良品の確率が0.1%と品質が高いことで知られています。
現時点でのiCELLの不良品率は0.1%未満となっており、不具合としてお問い合わせ頂くケースの99%以上は、接続方法の誤り、ヒューズ切れ、接触不良、塗装面へのアースポイントの設置が原因となっています。
引用元 iKEEP
ほとんどの不具合は接続時の間違いの場合は殆どなので、実際に間違えそうな例を書いていきます。
記事ではNDロードスターRFを使って、設置方法を説明します。
✔︎本記事の概要
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iCELLの補助バッテリーが充電しないときがある
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常時電源を取るときの注意点
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アクセサリー電源を取る場合の注意点
- まとめ
今回はこのような流れから考えていきます。

iCELLの補助バッテリーが充電しないときがある
今回はiKEEP社の推奨しているYouTuberのHOUSE WITH GARAGEさんの動画を参考にさせてもらいました。
しかしせっかく動画を見て補助バッテリーをつけたのにドラレコに電源が入らない、補助バッテリーなのに充電しないなんてことも…。
実はこれ、バッテリーの初期不良ではなく常時電源やアクセサリー電源の取り回しが間違っていることが殆どなのです。
接続のやり方や配線方法はそれほど難しくないので、問題が発生する原因は室内のヒューズボックスでの電力の取り込みが間違っていると考えた方がよいでしょう。
常時電源を取るときの注意点
NDロードスターRFの室内ヒューズボックスは極端にヒューズの数が少ないので有名ですが、常時電源を取る際にプラスとマイナスをテスターで調べないと充電しない不具合を起こす原因になります。
出典元 MAZDA
常時電源は一般的に黄色い線で表されています。
エンジンがかかっていない、電源が入ってないときでも通電しているのが特徴になります。
元々ヒューズが入っている場所でヒューズの頭部分の窪みにテスターを使用すると、通電していれば両方が点灯します。
しかし注意しなければならないのはヒューズの端々のどちらがプラスかマイナスかを知らないで低背ヒューズをさしてしまうときちんとした通電がしなくなるとう言うことです。
結論を言えば、一度ヒューズを外した状態でくぼみにテスターをあて、どちらがプラスとマイナスかを把握しプラスに低背ヒューズの配線コードが有る側を差し込むのが正解!
もし、反対に差しているときちんとした電流が供給しないことで、充電しないことにつながります。
プラスに配線コード側と覚えておきましょう。
アクセサリー電源を取る場合の注意点
出典元 MAZDA
アクセサリー電源は一般的に赤色い線で表されています。
基本は常時電源と同じですが、こちらイグニッションをオンにした状態でテスターに反応したヒューズから電源を取ります。
この場合もプラス部分に低背ヒューズの配線コード側が来るように差します。
基本作業はこれだけですが、たまに差した場所が悪いこともあるので、なるべくなら使用していない場所を使うのがおすすめです。
NDロードスターRFの常時電源とアクセサリー電源のおすすめの場所
出典元 MAZDA
常時電源は室内ヒューズボックスの13番が使われていない常時電源なので、そこが無難で良いでしょう。
アクセサリー電源は、6番が空いているのでその場所を使いましょう。
ただし、気をつけなくてはならないのは年式やグレード、オプションなどでヒューズの配置が違うことがあるかもしれないのでテスターで確認しながら使っていない常時電源やアクセサリー電源をチェックしてからにしましょう。
まとめ
今回はNDロードスターRFにiCELLの補助バッテリー経由でドラレコをつけた際に、バッテリーが充電しない不具合が起きたことが記事の内容の発端になりました。
VCCがOFF状態で、1時間車を走らせてもバッテリーは充電しませんでした。
LC(ローチャージ)の表示が消えていない、かつVCCが0V/OFFである場合
VCCが0V/OFFである場合には、INPUT側の常時電源を検出出来ていない状態です。
・黒ケーブルのアースケーブルは全く塗装されていない部分にしっかり固定されているか?(純正アースポイントでも塗装されているケースもあります。アースケーブルをカーバッテリーの-端子に固定した場合に症状が改善されるのであれば、アースポイントの取り方の問題と確定します)
これで動作が改善されるようであれば、アースポイントの塗装を剥がしてお試し下さい。
・取説⑳の赤ケーブルを接続する同梱のダブルヒューズホルダは、しっかり常時電源ヒューズスロットに挿さっているか?
同梱のダブルヒューズホルダ、またはOPのバッテリー直結ケーブル以外の方法で電源を取り出している場合には正常な動作は保証していませんのでサポートの範囲外となります。
引用元 iKEEP
公式サイトでは充電しない場合の不具合は、アースポイントの塗装を剥がすことを推奨していますが、きちんと指示通りにやっても改善されてないときは直接サポートへ問い合わせることをおすすめします。
もしかしたらiCELLの滅多にない0.1%の不良の場合もあるので。
ただドラレコを直接ヒューズボックスから電源を取る場合も、常時電源やアクセサリー電源プラスマイナスを把握した上で取り付けなければならないので、一応覚えておいて無駄ではない知識だと思います。
僕が一番使っているのは数百円のエーモンのテスターですが、使い勝手が良く6年くらい壊れることなく愛用しています。
車にドラレコやETCを自分で取り付けたいと考えている人には必需品なので、おすすめのテスターとしてリンクを載せておきます。
今回もご閲覧ありがとうございました。
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