タイに住んで20年になりますが、このご時世で2年半日本に帰国していました。
その際タイと日本ではどちらが住みやすいか自問自答してみたので、そのことを記事にしようと思います。
移住するならタイと日本どちらがおすすめ?
✔︎本記事の概要
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タイのメリットデメリット
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日本のメリットデメリット
- まとめ
今回はこのような流れから考えていきます。

タイのメリットデメリット
はじめは南国と呼ばれる場所に憧れていたので、1年中暖かいタイを選びました。
タイのメリット
- 1年中暖かい
- 物価が日本より安い
- ノービザでも入国できる
- 食べ物の好みが合う
1年中暖かい
これが一番の理由で、タイ国内で年間平均気温30度。
海沿いは湿度は高いですが、山沿いのなるとカラッとしていて日本の夏より快適に過ごせるところが魅了です。
物価が日本より安い
タイ料理が1皿120円くらいで、アパートは15,000円出せば日本人でも住むことは可能です。
移動の際の飛行機もLCCが多く飛んでいるため2,000円でバンコク→チェンマイ間を飛ぶことができます。
一般のタイ人と同じレベルで生活すれば、月の生活費は5万円前後で過ごせるでしょう。
ノービザでも入国できる
他のアジア圏の国へはビザを取得しなければならない場合が多いのですが、タイは空路での入国は30日ノービザで滞在できます。
尚且つイミグレーションで延長料金を1,900バーツ払えばもう30日滞在期間が伸びるので、お試しにタイに住んでみるにはちょうど良いと思います。
食べ物の好みが合う
タイ料理は辛いイメージですが、カーオパッドやカーオマンガイ、クイッティアオナームサーイなどの全く辛くない食べ物も豊富で、日本人好みの味付けが多いです。
また、タイ語で『マイペッ』『マイサイプリック』と調理前に伝えれば、ガパオライスやトムヤムクンなどの辛いイメージの有名料理も唐辛子を入れないで作ってくれるので、全く問題はありません。
タイのデメリット
- 言葉が通じない
- 長期滞在にはビザが必要
- 仕事が適当なときが多い
- 約束を守らない
言葉が通じない
これは仕方のないことですが。タイは英語かタイ語しか通じません。
もちろんインバウンドの波の中で中国語や韓国語、日本語の話せる人もいますが、基本話せません。
日常会話くらいの英語ができないと、意思の疎通ができないのでストレスを感じることもあります。
長期滞在にはビザが必要
60日以上滞在するには、ビザを取得するか一度国外に出てからもう一度入国するなどのやり方があります。
おすすめはタイ語の語学学校に1年通うことです。
ビザも1年ついてきますし、日常会話くらいのタイ語が習得できるので一石二鳥です。
仕事が適当なときが多い
タイでは日本のように仕事が完璧ではありません。
注文したものも100%のクオリティでできることは難しく、いつも妥協との背中合わせです。
タイには魔法の言葉があり、何か問題があっても『マイペンライ』と言われてしまうことが多々あります。
その意味は「問題ないでしょ?」「大丈夫」ということで、その言葉出たら諦めることです。
約束を守らない
タイでは約束を守らなければならいという文化はありません。
それどころか約束の確率は50%です。
約束しても十中八九守りません。
時間は殆ど遅れてきます。
その反面向こうが約束を破られると、怒り出すのでその点の駆け引きは事前に覚えておくことです。
日本のメリットデメリット
日本のメリット
- ビザがない
- 時間を守る
- 欲しいものが手に入りやすい
- 遊び場がたくさんある
- 食べ物が美味しい
ビザがない
海外にいると、日本人なのでビザの心配がないことが一番メリットに感じます。
時間を守る
どこで習うのか分かりませんが、5分前行動や列車のダイヤなど殆ど遅れることがなく、もし遅延しても連絡や謝りの言葉があるので、素晴らしいと思います。
欲しいものが手に入りやすい
日本人なので、海外で日本のものが欲しくなるときがありますが、日本にいればいつでも何でも手に入りやすいのでフラストレーションは溜まりません。
遊び場がたくさんある
アミューズメント施設や娯楽施設が豊富なので、退屈することがありません。
計画さえすれば、いつでも楽しむことができるので毎日が旅行気分にもなれます。
食べ物が美味しい
食べ物は日本が一番美味しいかもしれません。
どこに入ってもある程度のクオリティで食べれるし、検索すれば自分の好みの味かも分かります。
もちろん海外の本場で食べる異国の料理も美味しいですが、それを超えて日本は食べ物が美味しいと共感しました。
日本のデメリット
- 時間に細かい
- 値段が高い
- 面白みがない
- お金がないと不自由
時間に細かい
会社や目上の人との約束は10分前行動しなければならなかったり、全てにおいて細かいのが日本の特徴です。
値段が高い
一般的に給料はあがらないのに物価の高騰でいろんなものが高い。
税金や輸送費がかかっていないものでも、設定価格が高いので、買い渋りが多くなるのが悩み。
面白みがない
昔なら成長期もあった日本ですが、最近の全てが飽和状態なので面白みに欠けることがあります。
以前ならブームや流行が長く続いたものも、新しいものが出てくるスパンが短くなったために、一つのことを掘り下げることをしなくなり、結果的に飽きやすくなっているので、面白みがない。
お金がないと不自由
全てにおいてお金がないと何もできない社会が形成されている。
娯楽も食も、ある程度お金を持っていないと何もできないため、昭和のときのような端金で楽しめることが極端に少なくなった。
まとめ
結論から言えば、エリートビザやスチューデントビザを取って、タイに移住した保が幸福感を感じることができます。
ビザの問題さえ解決できれば、日本より物価の安い南国のタイはまさにパラダイスです。
今後懸念されるのは円安によってタイバーツの方が高くなり、日本人にタイ移住はハードルが上がってしまうのではないかということ。
今ならまだ日本円が紙切れ化していないので、ある程度のお金をタイバーツに両替してタイ移住を考えても良いかもしれません。
来年には1万円で2,700バーツだったレートも2,300バーツになるのではないかと投資家内では話されています。
タイではそろそろインバウンドが戻ってくる予想のため、買収や投資の話が既に多くなっているので、移住を考えている人は今がターニングポイントかもしれませんね。
今回もご閲覧ありがとうございました。
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