海外渡航する際に72時間以内のPCR検査をしなければ、現地に到着しても入国できないときがあります。
僕の場合、タイ渡航時に必須だったのでPCR検査を受けましたが、PCRとRT-PCRの二つの検査法があったので迷いました。
タイ渡航歴20年の僕が、タイ入国に必要なPCR検査陰性証明書について解説していきます。
これを読めば、高額な検査費や発行料を支払わなくて良くなります。
タイ入国72時間以内のPCR検査の詳細
日本国内ではRT-PCR検査の価格が高額な場合があり、特に英文での陰性証明書を発行できる病院やクリニックでは5万円くらいの検査費を請求された前例があります。
✔︎本記事の概要
- タイへの渡航時に必要な陰性証明書
- 木下グループのPCR検査でタイ入国は可能か?
- まとめ
今回はこのような流れから考えていきます。

タイへの渡航時に必要な陰性証明書
タイへの渡航時に必要な陰性証明書
検査方法 | RT-PCR検査 |
検体の種類 | 特に指定なし(唾液でも鼻腔拭い液でも可) |
有効な検査受検期間 | 出発の72時間前以内に受検したPCR検査の陰性証明書 |
証明書タイプ | 紙 (JPEGやPDFでの提示は不可) |
証明書言語 | 英語 |
証明書形式 | ・検査の結果(陰性) ・検査方法の明記(RTまたはRT検査キット名の明記) |
PCR検査を大きく分けて3つのやり方に分かれている。
PCR検査
生命の最小単位である細胞では、細胞分裂の際にDNA複製が行われる。DNAの二重らせん構造は解かれ、その一本鎖DNAが鋳型となり、DNAポリメラーゼ(合成酵素)によって新たなDNAが完成する。PCR(polymerase chain reaction;DNAポリメラーゼ連鎖反応)は、このDNA複製を人工的に繰り返すことで、目的とする塩基配列のみを効率的に増やすことができる技術である。
RT-PCR検査
PCRがDNAを増幅させる技術である一方、RT-PCR(reverse transcription PCR)はRNAに対してPCRを実施する手法である。逆転写PCRやRNA-PCRなどと呼ばれることもある。
Real-time PCR
リアルタイムPCR(real-time PCR)は、PCRによるDNA複製過程をリアルタイムに測定する手法である。PCR産物をサイクル毎にモニターするため増幅産物の定量ができ、また検出も兼ねているためアガロースゲルを使用したDNA断片の確認操作を省けるといった利点がある。定量的PCRなどと呼ばれることもある。
引用元 公益財団法人 腸内細菌学会
RTとReal-timeは同じではないということで、間違って解釈してしまう人がいますがタイ入国にはRT-PCR検査ではないとダメだということです。
木下グループのPCR検査でタイ入国は可能か?
格安、または空港での検査の場合、木下グループが有名です。
木下グループのPCR陰性証明書は日本語英語兵器でRT-PCRと表記されていません。
これにはRT-PCR検査とは書かれておらず、PCR Testと書かれているだけなのです。
木下グループの陰性証明書のサンプル画像
しかし使用している試薬は『SARS-COV-2 Detection Kit Multi NCV-403』新型コロナウイルス検出のためのリアルタイム1-step RT-PCRキットです。
これによって、タイ入国時もRT-PCR検査済みとされるようです。
実際2月以降木下グループのPCR検査でタイに入国した人がTwitterでツイートしています。
【速報】
タイ入国するためのコロナの陰性証明は木下グループのPCR検査証明書で問題なしでした!
自分の場合は予約時のローマ字名のところに(苗字)パスポート番号も入力してそれっぽく仕上げた。#タイランドパス #タイパス #木下グループ
#陰性証明書— 世界放浪スプレーマジシャンSunny (@sunny_sprayart) February 2, 2022
⑧ 搭乗72時間以内に抗体採取したPCR検査結果の陰性証明書
└木下グループのPCR検査が最近人気
(陰性証明書の書式や検査内容が日本からの渡航ではないので入国要件を満たすかは不明。2022年2月1日以降にTest and Goに利用してタイに入国した前例はあり。)*入国時間前ではなく搭乗72時間前
— KOH|デジタルノマド🇬🇪 (@Luck81O) February 10, 2022
上記のツイートを見る限り、タイ入国は可能だということが分かります。
これなら、お住まいの都道府県の補助金対象にもよりますが、無料もしくは陰性証明書の発行料のみで渡航できそうですね。
まとめ
最後に日本と違い、タイなので絶対大丈夫とは言えません。
もしかしたら受付をした人によって、違うことを言われるかもしれないからです。
2月17日時点でタイ入国時のパスポートコントロールでの陰性証明書の提示で、RTと書かれていないために入国を拒否されたという記事やツイートは確認できませんでした。
念には念を入れて、調べることをおすすめします。
ちなみに検査結果が出るまで3時間かかると言われている、空港のPCR検査所があります。
東邦大学の運営するPCR検査所では陰性証明書が英文で発行され、RT-PCR検査と書かれています。
空港で検査を受けようと思う人は木下グループではなく、東邦大学にした方が確実ですね。
羽田空港だと木下グループと東邦大学があるので。
木下グループPCR検査センター

東邦大学羽田空港第3ターミナルクリニック
100円でも安く確実に渡航したいですね、また最新情報があればアップします。
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